組織紹介

私たち緩和医療研究会は平成3(1991)年9月、当初は「末期(がん)の症状コントロールを考える医師の会」として創設され、現在は対象をがん以外にも拡大するとともに医療関係者広くに参加をよびかけて活動を続けています。とくに、大学と地元の医療職が協力しながら緩和医療・緩和ケアを推進していこうという組織です。 会の活動として、年1回の総会・総会記念講演の他に年数回の症例検討や講演会などの研究集会を開催しており、これは通算63回を数えました。 また、そうした活動の記録とともに緩和医療の最新動向について特集を編んだ機関誌『緩和医療』を発行しており、これも通巻34号を数えています。

設立趣意書

周知のごとく、今日、欧米を中心とした世界の緩和ケアの対象は、がんの末期医療から、高齢者の終末期を含めて、治癒困難な患者の苦痛を除去し、残された日々を有意義におくることを援助する方向に移りつつあります。そして、日本においても、同様の機運が高まりつつありますが、まだ、十分な方向付けができているとは言い難い状況です。
 そこで、私たち緩和医療研究会は、医師のみでなくすべての医療・介護・福祉職が手を携えてこの状況に対応し、痛みのコントロールをはじめとする患者の苦痛を緩和し、QOLをより高めるための研究・教育・啓蒙を目的とする「緩和医療研究会」へと方針を転換しました。
そして、以下の事業を実施する予定です。
1. がんや高齢者をはじめ、不治の病の症状の緩和(痛みや苦しみをとる)療法を研究し、その普及に努める。
2. 情報紙を発行し、海外と国内の文献や活動を、医師および医療・介護・福祉職を対象として紹介する。
3. 緩和医療を容易にするために、現在の薬剤のあり方(剤型など)について提言をする。
4. 緩和医療の普及を促すため、医療制度の改善を提言する。
以上の趣旨をご理解くださいまして、みなさまのご協力をお願いいたします。

平成3(1991)年9月1日
平成25(2013)年3月2日改訂
緩和医療研究会 世話人


会則

第1条 本会は緩和医療研究会と称する。
第2条 本会は次の目的を持つ。
耐え難い苦痛を有する患者や家族に対する症状のコントロールを全人的立場により研究する。
第3条 本会は次の事業を行う。
1. 年2度の研究集会を開催する。
2. 各地の研究グループと交流をめざす。
3. その他本会の目的に沿った事業を行う。
第4条 1. 本会は緩和ケアにかかわりを持ち、本会の目的に賛同し、世話人会が承認した医師、医療職、介護職、福祉職、および賛助会員をもって構成する。
2. 賛助会員は議決権を保有しない。
第5条 本会は世話人会および事務局を持つ。
1. 世話人は若干名で、そのうち10名程度の常任世話人が日常の運営にあたり、1名を代表、1名を会計監査とし、任期は2年とする。ただし、再選を妨げない。
2. 事務局は、岡山市北区鹿田町2-5-1におく。
第6条 本会は年1回総会を開催し、次の事項を協議する。
1. 庶務、会計、事業報告
2. 事業計画
3. 世話人の選出
4. その他、世話人会が必要と認めた事項
第7条 1. 本会は主に会員の会費によって運営する。
2. 会費は年額5,000円(賛助会員は1口20,000円)とし、新年度の2月末日までに事務局宛に送金する。
3. 本会の会計年度は、1月1日に始まり、その年の12月31日に終わる。
第8条 本会の会則の変更は総会の承認を得ることを必要とする。

平成3(1991)年9月1日
平成25(2013)年3月2日改訂
平成30(2018)年3月31日事務局異動
緩和医療研究会 世話人


世話人

<代表世話人>  
瀧川 奈義夫 川崎医科大学総合医療センター
   
<監査>  
田中紀章
   
<世話人> (五十音順)
石原辰彦
入江 伸
岩垣博巳
片岡仁美
片山英樹
加藤恒夫
北村吉宏
古口契児
小原弘之
齋藤信也
榮 勝美
佐藤 勝
下妻晃二郎
西江宏行
松岡順治
山田了士
山根弘路
岡山済生会総合病院
倉敷市立市民病院
国立病院機構福山医療センター
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科地域医療人材育成講座
岡山大学病院緩和支持医療科
かとう内科並木通り診療所
国定病院
医療法人慈生会 前原病院 ハートベルホスピス
廿日市記念病院
岡山大学大学院保健学研究科
岡村一心堂病院 緩和ケア内科
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科地域医療人材育成講座
立命館大学生命科学部生命医科学科
川崎医科大学附属病院麻酔・集中治療科
岡山大学病院緩和支持医療科
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科精神神経病態学
川崎医科大学総合医療センター (事務局長)

IMFORMATION